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eyecatch VPNでRDTをSTI

VPNでRDTをSTI


意識高い系みたいなタイトルです。

今回何がしたいかというと、スマホでゲームが作りたいというお話です。

1. SnH(すべてのはじまり)

ことの発端は仕事中。

どうしても何もすることのない時間があって、職場のパソコンを使ってツイッターで猫の動画を見てたのが全ての始まり。

 

…つらい。

何もやることのないときの苦痛。

…もったいない。

なにかクリエイティブなことに使いたい。

 

職場のパソコンに何かインストールするわけにゃいかないし

スマホなら持ち込んで見れるのでスマホで何かをしようというサボりの極みをこれから発動しようと思います。

 

 

 

2. SGK(スマホでゲーム開発)

ゲーム開発をしたことある諸君ならわかるかもしれないが

やりごたえのあるゲームを作るためには素材を量産しなければならない。

例えば、イラスト、3D、BGM、SE、シナリオ、モーション…なんかもういろいろある大変。

 

ということはそれなりのスペックを要求されるわけで

6インチぐらいのサイズにそんなスペックを求めると10万円は当然超えるわけである。無理

 

そもそもiOS、AndroidOSでそんな高性能アプリが存在するのか?

あんな小さい端末で開発しようとかバカなことを考え、そのためのアプリを作る熱量のあるイカれた開発者なんて

この世に存在するのか?

 

答えは、否、である。

 

ならばWindowsOSのタブレットでUnityを入れれば、と考えに至ったところで

ある名案を思い付いたのである。

 

そうか!

リモートで家のパソコンを操作すればいいんじゃあないか!

 

天才ここに在り。

3.RDT(リモートデスクトップ)

リモートデスクトップとは何か!

 

要は別の端末でパソコンを乗っ取って操作できるアレである。

ドラマとかでハッキングしてるシーンが出てくるけど、正当な機能である。

 

リモートデスクトップ自体はWindows11には標準で搭載されてる機能なので

そんなに特別な設定はいらない。

 

…ただしHomeでは機能が制限されているためProにアップグレードする必要がある。

 

うちのパソコンはwindows11 Homeである。

 

…。

 

 

 

4.WPU(windows11Proにアップグレード)

さてwindows11Proにアップグレードするためには当然お金がかかる。

 

実は6年前ぐらいにも10HomeからProにアップグレードしたことがあるが

その時のプロダクトキーは紛失している。バカめ!

 

windows11Proにアップグレードする方法はいくつかある。

 

 

1. 設定→システム→ライセンス情報からMicrosoft storeへ行きライセンスを購入

このページが完全に参考になるので記す。

 

何にも手間かけたくないならこの方法で間違いない。

 

ただ…値段が高い!

13000て…。アイカツブルーレイやないんやから…。

 

2.公式ストアからパッケージ版を買う

Amazonの商品ページから買う。

え、たっかいなこれ。OS入ってないパソコンに入れるならいいと思う。

 

 

3.フリマアプリから怪しいライセンスを買う

windowsライセンスの販売形態はいくつかあって

このページとかを参考にすると分かりやすいかも。

 

要は抱き合わせ販売されてたものをプロダクトキーだけ売られてるみたいなのがある。

これがひじょーに怪しい。

ヤフオクとかメルカリとかで検索すると100円とかで取引されてたりする。

怖い。

 

 

4.職場からパクる

これはタダ。

怒られそう。

ヤッチャダメダヨ

 

 

といことで私は3を選択しました。

 

え、だって高いんだもん。

でもちょっと安全をとって7000円ぐらいの未開封パッケージ版を入手。

でもこれが地獄の始まりだったのです…。

 

 

アップグレードが!

できない!!

ここに書いてあるのに!!!

 

 

これでまず詰まりました…。

 

公式ページによるとライセンス認証からプロダクトキーを入力するだけで

アップデートできるらしい。

 

…できない!

 

クリーンインストールをすること数回。

プロダクトキーではじかれること数回。

ヤフオクでパチモン掴まされたかという悪魔の考えがよぎったところで

ある情報が。

どうやらクリーンインストール時にHomeかProか選ぶ項目があるらしい。

 

…ない!

ナンデ!?デナイナンデ!!???

 

さらに奮闘すること数時間…

こんな記事にたどり着きました…。

 

この記事によると最近のメーカー製のパソコンはライセンスキーがマザボに仕込まれてて

強制的にHomeしかインストールできないらしい。

 

そんなぁ!?

 

そこでこの記事にとおりProだけのメディアを作って強制的にProをクリーンインストールし

プロダクトキーを入力したところライセンスが通る。

歓喜の舞を踊る。

 

Surface Laptop Studio使ってるけど、surfaceシリーズはそういうとこある。

 

あと、後から知った情報だけど

インストールメディアを作るときドライバーも一緒に仕込んどくと

OSと同時にインストールされるらしいよ。

 

これを知っとけば、ドライバーがなくてキーボードが使えないなんて避けれたのに…。

 

というわけで無事、Windows11 Proになったのであった。

5.RDT2(リモートデスクトップ2)

紆余曲折を経たが本筋に戻ろう。

 

今回はスマホからパソコンを操作するわけだが

windows11Proさえ入ってれば実はリモートデスクトップは楽勝で

まずパソコンとスマホを同じネットワーク環境で接続する。

 

パソコン側の操作:

設定→システム→リモートデスクトップから

リモートデスクトップをオンにする。

 

スマホ側の操作:

microsoftが出してる公式アプリをインストールする。

アプリを起動したら、+を押してPCの追加。

PC名(ipアドレス)とユーザーアカウントを入力し、タップすれば接続できる。

簡単。

 

なぜかPC名入力しても接続できず、ipアドレスだと接続できる。なんで?

 

ちなみにipアドレスは設定→ネットワークとインターネット→イーサネットとかから調べられる。

 

意外と遅延とかが少なくてまぁまぁ快適に操作できることに感動。

windowsアップグレードで苦労したかいがあった…。

これで無事リモートデスクトップでパソコンをスマホの画面から操作できるようになったわけだが終わりではない。

今できてるのはあくまで同じネットワーク環境下だからこそ。

つまり家から出るとパソコン操作できなくなるわけである。

 

ここからが本番だぞ…。

 

 

 

6.VPN(バーチャルプライベートネットワーク)

ついに「こんなのネットワークの仕事にでも就いてないと使わないだろ」という単語が出てきてしまいました…。

正直、よくわからない。

 

「ネットワークを仮想構築して一般的なネットワークを利用してるけど

あたかも個人で直接接続してるかのようにふるまうシステム」ぐらいにしか理解できてない。

 

設定に関してはこの記事を参考にしてます。

 

ネットワークはセキュリティとの兼ね合い。

正直なにもわからないが上から項目を順当にやっていく。

事前共有鍵のミスとかで繋げなくてあたふたしたけど

とりあえずPCのVPNサーバー化ができる。

 

スマホのVPN設定をし、試しに4G回線から接続。

 

…失敗!

 

ここである仮説が浮かぶ。

 

リモートデスクトップのホストになるパソコンをサーバー化させちゃダメなんじゃないか?

うちのルーターにVPN機能がないせいで繋げないのでは?

 

…この世界にはまだまだ分からないことだらけだぜ。

 

調べていくとやっぱりVPN機能付きのルーターをかませているパターンしか見つからない。

そしてそもそもVPNサーバーレンタルできるサービスがいくつかある。

 

ここで進むべき道は二つ。

1. VPN機能付きルーターを購入する。

2. VPNサーバーをレンタルする。

 

やはり金、金はすべてを解決する…。

 

でもめちゃくちゃ金がないのであるものだけでなんとかしたい。

そんなときにラズベリーパイを発見。

こいつをVPNサーバーにすればすべて解決するのでは?

 

我々はラズパイに一縷の望みをかけアマゾンの奥地に向かった…。

7.RBP(ラズベリーパイ)

ラズベリーパイとは何か!

ちっちゃいパソコンだよ。

 

ドローンの制御で組み込んだり、監視システムの一部で使ったり

普通のパソコンが設置できないところや小規模の省電力サーバーとかでよく使われる。

 

なにより値段がそんなにしなくて手に入りやすいことがウリだったんだけど

ここ最近の円安でバカみたいに高騰して手に入りにくくなってるよ!

これを今回はVPNサーバーとして運用していくわけだけど

その前にいつものOS入れ作業。

3年ぶりぐらいに引っ張り出してきたせいかSDカードがいかれてたので作り直します。

 

CUIがほんと嫌いだけど、今回はめんどくさいしパソコンからSSHで繋げて(これもある意味RDT)

パソコンから操作しようとしたらデフォルトアカウントでログインできず。

 

理解不能でこねくり回してたらこんな記事が。

 

どうやら今年からデフォルトアカウントが廃止になってアカウントの作成が必須になったらしい。時代。

しかもOSインストールの段階でWifiやらが設定できるらしくてこれは便利すな。

 

OSのインストールが終わったのでこことかここを参考にVPNサーバーにしていく。

 

一番簡単そうなのでPiVPN経由でWireGuardをインストールしていく。

もちろんこれがベストなのかよくわかってない。

 

順々に設定していき、QRコードをスマホで読み取り終了。

 

え?接続できたけど?

 

でも当然ここからが難所がありました。

パソコンで接続する場合、WireGuardのソフトに設定ファイルを読み取らせる必要があるらしい。

そしてその設定ファイルはラズパイの中。

 

どうやって移動させればいいんだろう…。

 

まずはラズパイのSDカードをパソコンで読み取ってみる。

bootディレクトリしか見れず断念。

 

あ、winSCPで接続してファイル移動すればいいじゃん!

と単純に思いつきラズパイに接続。

しかしconfigsフォルダが開けない。

 

調べてみてもヒットしない。

きっとこの世界の人間はこんなところで躓かないのかもしれない。

 

どんどん気分が沈みかけた矢先、こんな記事を発見。

どうやら権限がファイルとかに決められてて、それでコピーできなかったらしい。

.confファイルのパーミッションの権限付与できた瞬間は、今回で一番うれしかった気がします。絶対に伝わらない。

8.RDT3(リモートデスクトップ3)

帰ってきました。

三度目の正直です。

 

パソコンとスマホをVPNに接続していざRDT…!

ここである勘違いに気づく。

 

てっきりつなぎたいもの同士をVPNに接続すればいいと思ってたわけだが

家のVPNサーバーにつなぐだけでよかったのだ。

つまりパソコンのほうはVPNに接続する必要はなかった。

 

え、じゃあ.confファイル移す必要なかったじゃん!

何の時間だったんだ…。

最終的な構成としてこうなった。

スマホを4Gにした状態でWireGuardを起動してVPNに接続。

その後RDTのアプリを起動してローカルと同じ構成で接続したところ無事起動。

 

VPNとの長い長い戦いが終わったのだった…。

 

あとは出先で試してみて…になるわけだがここでこの記事は終わることにする。

久しぶりに満足感を得た気がする。

 

あとはセキュリティ面での検証がいる気がするが…。

それはまたどこかでのお話…。。

 

 

おわり